つたやの歴史

(底倉温泉とつたやの歴史ご紹介)

◎当館の佇む蛇骨渓谷に位置する「江戸期箱根七湯の名湯底倉温泉」の歴史を紹介しよう!

底倉温泉は、戦国時代の昔から当時の武将達から特別の扱いを受けて守られていたようだ。(中世の箱根;岩崎宗純 著より抜粋)

◎戦国時代の永正8年(1511年)北条早雲が、底倉村に対して「万雑公事(湯治者に薪・炭その他の提供、材木の供出、使い走りなど)を永代免除する」との定を下している。

※万雑公事とは一般的には、年貢以外の夫役雑物を含めた全ての雑税のことであるが、底倉村に対しては上記内容となっている⇒(これはこの地の支配者・領主達に対する村民への特権を制限し、早雲が村民を直接支配してる意図を明確にしたものといえる)

また、北条早雲は、永正10年(1513年)にも、底倉村に対して「諸公事以下を永代免除する(商売を自由にしてよいなど)」との定を下している。

さらに、天文14年(1545年)北条長綱(早雲の子で氏綱の弟=菊寿丸、1524年出家し箱根権現四十世別当となり、法名を長綱と称した)も、底倉村百姓中に対して、底倉湯についての禁制を下している。

 1.湯治にやって来る者が薪炭、その外の用を村人に申し付けることを禁ず

 2.材木を申し付けたり、村人に使い走りを命じたりすることを禁ず

◎天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原攻略時の占領下にあった底倉郷に対して、秀吉の直臣である片桐は次のような禁制を下している。

 1.底倉湯に無理に押入狼藉の輩があってはならぬ。ただ、宿の亭主が同心ならばよろしい。

 2.上様の御用だと言ってよそから言って来たならば、相届けよ。定めによって用事はこの判を押して申し付ける。(公印のないものは言うことを聞かなくてよいとの事)

 3.焼け残った家を陣衆が無理に取り上げたら申し出せ。百姓取り(軍兵による奴隷狩りの事)も禁ずる。もし右の定に背く者あればいつでも此方に申し出せ。

さらに、小田原城陥落後の天正20年(1592年)3月28日、小田原城主(大久保氏)の長老後藤弥次郎兵衛も次のような定を下している。

 1.村人に狼藉する者があれば、小田原に訴えよ。

 2.底倉湯治の衆から一日に湯銭一銭を取ることを認める。(湯治客からお金を取って商売をして良いとの事)

◎以上のように底倉温泉が数百年前の戦国時代から守られてきた特別な温泉場であることが理解できたと思う。

こうして戦国の戦火が収まり平和が戻った底倉温泉では、湯宿商売が再開され始めたのである。

当初は武将や豪商などが病気療養のための「宿泊湯治(三廻り=3週間)」であったが、江戸後期になると宿泊湯治が「一廻り=1週間」になり、さらに3日、一日湯治へと変化し、現在の一日湯治が形成されたといえる。

「蔦屋(つたや)」の創業者蔦屋平左衛門から引継がれてきた「つたや本七湯の枝折(箱根町重要文化財)」に書かれている底倉温泉には、「元亀(1570〜1573 室町幕府足利義昭)・天正(1573〜1592 織田信長・秀信・豊臣秀吉)の頃より湯宿何某が後庭脊戸にあり」との記録があり、室町幕府の頃にはすでに湯治を目的にした湯宿が数件佇んでいたようだ。そして、当時の人々にとって箱根は「病気を治すために訪れる場所(病院)」のような認識をもっていたようである。

この時期「つたや」が湯宿としてあったかどうかは不明確(箱根では火災・天災などで歴史書が多く消失しており、村や旅籠などの起源など不明確な事が多いそうです)だが、江戸後期の1811年に描かれた「七湯の枝折」には、つたやが描かれているので、「つたやの創業は」江戸後期としている。(江戸初期との話もある)

「そこくらの湯つたや」は、江戸期の創業者である「蔦屋平左衛門(蔦田家)」から「澤田武治(澤田家)明治23年〜平成17年」へと代々継承されてきた老舗旅館でしたが、平成18年から私「戸田延幸(戸田家)」が、昔の「つたや」の良さをそのまま継承する形で、”箱根七湯伝統の湯治を基本”とした、気軽に立ち寄れる日帰り入浴休憩施設を併設にした宿泊施設(湯宿 B&Bスタイル)を導入したのである。

館内には「つたや本七湯の枝折」の展示用パネルを展示してあります(原本は絵巻10巻、約60mあり、H19年1月に箱根郷土資料館へ寄贈しており、現在、箱根町の重要文化財となっている)

明治26年の隣家からのもらい火によるつたや旅館消失以降に、場所を蛇骨渓谷対岸に移設した高山園蔦屋旅館(昭和末期まで営業)の絵画も展示してあります。

その他の写真等があるのですが、掲載許可が下り次第順次掲載し、説明文を掲載していく予定ですので、今しばらくお待ち下さい。

☆その代わりしばらくは当館のネコちゃんを登場させていただきます。

目パチクリが慎太郎(H12.11/12永眠しました。13歳でした)。ちょっと目の鋭いのが忠太郎(17歳、元気です)。宜しくお願い致します!
※ご宿泊お客様でネコ好きな方に、時々実物に会わせて欲しいと頼まれますが、面会はできませんので、ご理解願います。(館内〜外に脱走すると大変ですので・・・・)











 

お宿&温泉の紹介

お宿の紹介
江戸期より箱根七湯のひとつとして『初代蔦屋平左衛門』より継承されている老舗湯宿。
古くより湯治場的な存在として療養目的に利用されることが多く、心も体も休まる静かな佇まい。
平成19年4月に館内および客室内を和風モダンを基調にリニューアルしてあり、落ち着きのある大人の雰囲気が堪能できる。
  江戸期の昔から敷地内の岩盤より自噴する自然湧泉の蛇骨源泉を石畳内に溜めおく「かめ張り」という
技法で集湯供給する底倉温泉独自の珍しい自噴源泉所有の湯宿である。
伊豆石をふんだんに使用した石造りの広々とした大浴場や、野趣溢れる岩造りの野天風呂にはそんな源泉がなみなみと注がれている。
  当館の建物は、V字に深く切れ込んだ蛇骨渓谷沿いにあり、まさしくこれぞ『隠れ湯宿』といえる。
また、この地は1590年豊臣秀吉(太閤)が小田原征伐の途中の4/1〜4/5の5日間滞在した場所であり、さらに渓谷最奥には信頼の厚い家臣とともに太閤秀吉が入浴し、家臣たちの戦の傷を癒しやしたといわれている「太閤石風呂」が史跡として残っている(入浴不可)。太閤の滝も近くにある。
有馬温泉をこよなく愛する温泉好きの太閤が5日間も長居して入るほどの底倉温泉(蛇骨源泉=自然湧泉)の良さは、入浴した人しか語ることができない。
 
四季折々の渓谷美を眺め、せせらぎや小鳥のさえずりに耳を澄まして、ゆったりと名湯に浸かれば、心身ともに日頃の疲れから解放されるだろう。毎年6月中旬から6月末には渓谷に舞う源氏蛍を見ることができる。
 
日帰り入浴も併設しているので、仕事帰りなどで気軽に立ち寄り、リフレッシュするのにもぴったり!。
すべての客室からは蛇骨渓谷の沢や箱根外輪山が見える。8月には『大文字焼(左半分)や花火』を見ることができるなど、くつろぎの癒し空間をご堪能できます。11月中旬から12月初旬には蛇骨渓谷に映える紅葉が見頃となっている事でしょう。
どうぞ静かな癒しを求めてお気軽に足を運んで下さい。
 
 
温泉の紹介
敷地内の岩盤より自噴する自然湧泉の蛇骨源泉)
★泉質:ナトリウム塩化物泉 弱アルカリ性 低張性 高温泉

★源泉温度 64度

★温泉成分 PH7.8 

 (主な成分:mg/kg)

 ・《陽イオン》ナトリウムイオン:437、カルシウムイオン:45.4、カリウムイオン:33.8、マグネシウムイオン:7.28

 ・《陰イオン》塩素イオン:681、炭酸水素イオン:110、硫酸イオン:65.2

客室&休憩室の紹介

宿泊施設(客室:5室)全室禁煙

全室渓谷側で渓谷の沢が真下に見えます。※館内および客室は平成19年4月にリニューアル済み。全室禁煙(喫煙室・喫煙所あり)


和室2室; 8畳および10畳のお部屋(洗面台・金庫・内線電話付、バス・トイレなし)

和洋室3室3タイプ; (ツインベッドルーム+和室のワンルームタイプ、 UBトイレ付き、一部バルコニー付き、金庫・内線電話付、デスクワーク用カウンター付)



●休憩所(ラウンジテーブル&カウンター、大広間)

 『入浴のみコース(二時間以内)』; 1階ラウンジテーブル&カウンターのご利用ができます

※大広間のご利用はできません。

 『入浴休憩(一日湯ったり)コース』; 大広間(畳の部屋+テーブル付)のご利用ができます。利用料金は無料です。

ご利用時間は10:30〜19:00まで。

※当館のHPに掲載していない館内写真や風景写真を「フォトギャラリー」として「宿バイス(旅行ポータルサイト)」に補足掲載しておりますので、下記URLでぜひご覧下さい。

★★★「宿バイス」★★★  http://www.yadovice.jp/ryokan/detail_636/

アクセス&周辺施設の紹介

◎アクセス

【車の場合】
●東名高速御殿場ICより仙石原経由(R−138)宮ノ下交差点(R−1)右へ約200m先右側(約40分)
●東名高速厚木IC経由小田原厚木道路終点(R−1)箱根口より宮ノ下交差点左へ約200m先右側(約20分) 

【電車の場合】 :約40分
●箱根湯本より箱根登山電車宮ノ下駅下車(30分)、〜宮ノ下交差点左へ徒歩(10分)

【バスの場合】 :小田原駅から約30分、箱根湯本駅から約20分(混雑時除く)
●箱根登山バスまたは伊豆箱根バスにて「神社下」下車斜め前、(小田原駅:5番線、箱根湯本駅:3番線⇒元箱根、箱根町、小涌園行き乗車)

※ただし、小田原駅から箱根湯本駅までは、平日でも大渋滞でかなり時間がかかるので、箱根湯本駅からの乗車が良いです。

◎◎1月〜2月に車で箱根観光(宿泊&日帰り)をする場合のご注意!◎◎

・1月から2月末までの期間お車で箱根にお越しの際には、スタッドレスタイヤの装着をお奨め致します。

当館のある底倉温泉は標高430Mありますが、地熱があるので周囲の雪解けは早いのですが、ここから先の強羅・ユネッサン・小湧園付近は標高が100〜150M高くなりますので、積雪量がかなり多く、気温も低くなるため、なかなか雪解けが進みませんので、ご注意願います。特に移動時に降雪がある場合は要注意です。

 

なお、国道1号線など幹線道路は「除雪車による除雪や融雪剤散布など頻繁に行っているので通常タイヤでの走行は可能です」が、幹線道路から奥に入る場合には、除雪や融雪剤処理をしていない所が多くあるようですので、宮ノ下・底倉温泉より先に行かれる場合は、スタッドレスタイヤ装着は必需品です。(場合によっては、チェーンをお持ち下さい)

皆様のご来館を心よりお待ち致しております。

【当館の駐車場について】7台(1号線沿い正面入口駐車場)ございます。 ※大型バスやマイクロバスは置けません。

駐車場は一号線沿いにありますので、宮ノ下交差点を一号線沿いに200m先右側にあります。

また、ご宿泊のチェックイン時間前の朝から車を駐車して、電車やバスでの箱根の観光をしたい、または近隣ホテルで結婚式があり早朝より駐車させて欲しいとのお申し出が時々ございますが、大変申し訳ございませんが、当館は小さいながらも7台の駐車場で日帰り入浴併設営業(10:00〜19:00)しているため、チェックイン前の駐車をお断りしております。

なお、宮ノ下の富士屋ホテルの結婚式に参列される方は、当館より徒歩2分弱の所に結婚式専用の富士屋ホテル専用無料駐車場が新設してありますので、こちらをご利用願います。

ご理解とご協力のほど、宜しくお願い致します。

なお、15:00〜18:00の時間帯は、日帰り入浴とご宿泊のお客様駐車場が混みあう場合がございますので、できるかぎり「公共交通機関」のご利用をお勧め致します。

☆☆☆☆            

箱根までのアクセスなど観光に便利な情報を下記にまとめましたので、ご参考になさって下さい。

 
★成田空港駅からの場合、JR新宿駅まで行きましたら、小田急線新宿駅に行って下さい。
★羽田空港からの場合は、京浜急行に乗り京急横浜駅行って下さい。
京急横浜駅から隣のJR横浜駅に移り、東海道線に乗り換え、JR小田原駅で降りて下さい。
改札口をでたら小田急小田原駅窓口に行って下さい。
 
★小田急新宿駅または、小田急小田原駅のいづれかで、「箱根フリーパス」がお得ですからこれを購入します。
このフリーパスは2~3日間有効で、電車代、バス代、船代、ケーブル&ロープウエイ代などの費用が含まれ、箱根観光費用がトータルで約50%くらいは安くなりますので、ぜひ購入される事をお勧め致します。
詳しくは駅員や窓口にお聞き下さい。

下記につたやまでのルートを書きますので、参考になさって下さい。
成田から箱根までの所要時間は約4時間、羽田から箱根までは2時間半と考えて下さい。
小田急新宿駅または、小田急小田原駅からつたやまでの移動中は、必ず「箱根フリーパス」を見せて下さい。

●(ルート1);
小田急新宿駅 ⇒(ロマンスカー90分)⇒箱根湯本駅 ⇒(箱根登山電車30分)⇒宮ノ下駅下車 ⇒(徒歩10分)⇒つたや
                      
●(ルート2);
小田急新宿駅  ⇒(ロマンスカー90分)⇒箱根湯本駅 ⇒No3バス停に移動(乗車するバスの行き先;元箱根・箱根町・小涌谷行きに乗車して下さい)⇒(箱根登山バス20分) ⇒バス停:神社下で下車して下さい ⇒ (徒歩1分) つたや
 
その他、お荷物を宿泊所まで有料で届けていただける箱根キャリーサービスというシステムがございます。
箱根湯本駅改札口すぐ横にありますので、12:30までにお荷物を預けて
いただければ、つたやまで届けていただけます。(有料です)
詳細は下記URLをクリックしてご確認下さい。
(箱根キャリーサービスHP)
 
つたやのあります宮ノ下商店街のHPのURLも下記に掲載しますので、
夕食を食べる場所やお土産屋なども調べることができます。


 ・fujiya hotel picot HP http://www.fujiyahotel.jp/restaurant/picot.html
 ・miyanoshita HP  http://www.miyanoshita.com/index.html
 
(その他ご参考HP)
 ・箱根ナビ http://www.hakonenavi.jp/index.html 
 ・箱根全山(観光)HP http://www.hakone.or.jp/ 
 ・つたや旅館HP http://www.sokokuranoyu-tsutaya.jp/
  

◎周辺施設のご紹介

徒歩2分〜5分圏内に食事処、カフェ、魚屋、豆腐屋、スーパー、パン屋、お土産屋、骨董品屋、居酒屋などがある宮ノ下商店街があります。また、お車で5分の宮城野には安くて美味しい洋食屋さんがあります。そのほか周辺には、熊野神社(温泉の神様)、宮ノ下箱根神社(箱根全体の神様)、堂ヶ島渓谷遊歩道(歩程60分、日頃から歩いている方向き)、蛇骨渓谷遊歩道(太閤石風呂、太閤の滝がある。歩程5分程度の散策コース)、浅間山ハイキングコース(健脚向き)、千條(ちすじ)の滝などがありますので、ちょっとした散策には最適です。

《食事処》・・・当館は夕食がありませんので、皆様は当館から徒歩2〜3分圏内の食事処などで夕食を済ませています。

寿司(みやふじ・火曜定休)、天婦羅(じゅらく・月曜定休)、イタリアン(ラ バッツア・火曜定休)、蕎麦(曽我の屋・年中無休)、中華(洗心亭・不定休)などがあります。または、コンビニ(ローソン)が当館から6分位の所にありますのでぜひご利用下さい

★ぜひ、来館前に宮ノ下商店会HP  http://www.miyanoshita.com/index.html を参照なさって旅行計画の一部としてご利用下さい。

その他には寿司(みどり寿司;水曜定休、ラスト注文20:00迄)、中華(洗心亭;ラスト注文17:00迄)があります。

また、お車で5分の宮城野には洋食屋さん(オリーブ・木曜定休)があり、1000円前後の価格帯でとても美味しい料理を提供しています。

各店のラストオーダーは19:00〜20:00ですので、19:00までは入店されることをお勧め致します。

【史 跡】・・・当館から徒歩2分圏内に『太閤石(いわ)風呂、太閤の滝』があります。

1590年豊臣秀吉(太閤)が小田原城攻略時に底倉村(温泉)に5日間滞在しており、この時に入浴したとされるこの史跡を観るには、当館横の江戸時代の小道(遊歩道)を歩いて行きますが、遊歩道右手のV字に30m程深く切れ込んだ蛇骨渓谷と湯煙(時期による)に驚くことでしょう。

つたやからのお知らせ